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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

給料をあげてもらいたいのなら - 前半2014.12.22

前にもご紹介したと思うのですが、私が定期的に参加しているネットワーキング・イベント(名刺交換会とか異業種交流会など人脈を増やすためのイベント)にAssociation for Women in Finance (http://awftokyo.com/)というものがあります。外資系金融から成り立つ組織で毎月持ち回りでお題目を決めてイベントを開催しています。人脈を増やすために参加しているのが主な目的ですが、お題目によっては興味があるから、参加する場合もあります。さてさて今回のお題目は何かなぁ~???ずばりこちら↓

 

“How to convince your boss that you deserve a raise and other strategies for success in a competitive workplace”

 

簡単に訳すと・・・

“昇給してもらうのにどうやって上司を説得するか、また、競争の激しい社会で成功する戦略とは”って感じですかねぇ。

 

もうこのお題を見た瞬間、参加申し込みをしていました。誰々さんを誘って一緒に行こうだとか、誰々さんに会って人脈を深めようなんて考えていません。もうこのお題目の中身を知りたい!ただそれだけで参加決定!だって聞いてみたいじゃぁあ~りませんか。どうやって昇給おねだりするか。

 

スピーカーはバンカメ・メリルリンチのお偉いさん(Tさんとしましょう)で、IBD畑の方でした。(実はTさん、私の大学の同級生でもあり、先日ばったりとAWFのイベントでうん十年振りに再会したばかり・・・)

 

この日は仕事がなかなか終わらず。どうしても参加したいからこそ焦ってしまう私。バタバタと仕事を片付けて、急いで駆けつけたものの、最初のほうを聞き逃してしまった!悔しい!

 

遅れてそっと入った会場は、参加者でいっぱい!やっぱりみんな聞きたいンだねぇ、「どうやって昇給おねだりするのか」、と一人で納得。水面下では話しているかもしれないけど、公の場でこういう事話してくれる人って少ないものねぇ。しかも、お金のことなんて日本人の文化ではあまり話さないってことになっているから日本ではあまりお目見えしないお題目でもあるしね・・・堂々と話せるのは外国人ってことっすかねぇ。英語話せてよかったわぁ~~(笑)

 

スピーカー本人もこのお題にして本当に中身のある話ができるのか心配だったみたいですけど、ちゃ~んと彼は話してくれましたよぉ、「どうやって昇給おねだりするか」。

 

知りたい?知りたい?

 

Tさんは、いくつかポイントを教えてくれました↓。

 

ポイント1:昇給の時期を見計らって上司に話すこと。どの人にどのくらいの昇給か決めている時期があるから、その直前に上司に話すのが良い。

 

Tさんなかなかいい事いいます。確かにその通り!私は外資系でしか働いたことがないので、外資系の話をさせてもらうと、昇給や昇格の話は一年に一度、定期的に起こります。その年によって多少の振れはあるものの、だいたいいつも11月中旬から始まって12月上旬ぐらいまでかかっています。1週間かけて行うときもあれば、1-2日ですぐに決めろ!って時もある。一度決めたことを、もう一度考え直せ!といわれる時もある。たくさんお金があって、十分にいろんな人に分けられる時は誰もが上機嫌でやるのですが、微々たるお金しかなくて、少しの人にしか分けられない時はもう必死です。いかに自分のお財布を大きくするのか!そしてその限られたお金を誰に分けるのか!偉い管理職の方の腕の見せ所です!

 

そんな時に上司と話しをしておくと、誰に分けるか?って考えている際に、少しでも自分を覚えておいてもらえるチャンスってことになるわけです。でも時期なんてわからないですよね???ならば、10月下旬、11月上旬ぐらいに適当にタイミングを見計らってみるのもいいかも。

 

他にも時期を見分ける方法として、上司がドアを閉めてこもるようになったらそんな時期が来たなぁって思ってもよいかも。昇給や昇格の事はコンフィデンシャルなのでどうしたってドアを閉めて考えたりするもの。しかも急に出せ!って言われるし、やけに細かな数字との戦いになることが多いので、集中してやりたい、ってことでドアを閉めてオフィスに閉じこもってこの作業をすることになる。11月あたりでドアが閉まり始めて、まだ上司と話していないようなら、すぐにでも話しましょう!時すでに遅しにならないようにね。

 

って、なんで上司と話すの?って思うかもしれませんね。それは外資系だと現場が昇格・昇給を決めているからです。下のほうの管理職の人ではそこまでの権利を持っていないかもしれませんし、管理職によっては、“昇格”の権利は持っているけど、“昇給” の権利は持っていないとかまちまちだったりもします。でもどの管理職も影響力はあります。なので、上司と話しておくことが大切になってくるわけです。できたら、確実に権力を持っている人と話せる機会があれば一番いいですけどね。誰が権力持っているのか、自分なりの感覚を持っておくのがいいですね。

 

(次回に続く)

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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