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SWOT分析で一歩踏み込んだ外資系分析を2014.05.20

企業分析は、効果的な志望動機や自己PRを練るためには欠かせないステップ。もちろん、志望している企業が外資系企業でも同様です。

外資系の企業分析の重要なチェックポイントとしてまず挙げられるのは、日本法人の独立性や裁量権の度合いですが、これらの情報は日本法人の設立年数や日本側の出資率などをチェックすることで、比較的にすぐに分析を終えることができます。

その後にぜひおすすめしたいのが、SWOTを利用した一歩踏み込んだ企業分析。志望企業の日本でのビジョン、弱みと強み、今後の展開などを踏まえて分析をすることで、その企業に関する理解を深めることができます。

SWOT分析とは?

SWOT分析は、企業戦略を検討する際によく用いられる経営分析方法のひとつ。最近では個人の企業分析でもよく使われる手法です。

 

具体的な手法としては志望企業を、SWOTの頭文字、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の要素から分析します。

 

志望企業の強み、またそれをどう生かして事業を展開しているか、弱み、それをどう克服し発展につなげていくか、どのように周囲(外部)にある機会を利用できるか、潜在する脅威をどのように処理するか、というように分析をしていきます。

 

たとえば、映画、音楽、ゲームなど多角的な事業展開を行っているメーカーが経営難に陥り、事業のスリム化を測らざるを得ない状況になっているとします。そこで外部にある「機会」を考えてみると、世界市場でのイメージセンサー分野の成長というものが当てはまります。これらの状況を分析すると、多角的な事業を行ってきたという実績から、幅広い技術力というものが「強み」に挙げられます。その結果、イメージセンサーを中心とした事業で起死回生をはかる、というような戦略・企業分析ができるのです。

 

SWOT分析はこのように企業が新たな戦略を練る際に利用するものなので、志望企業の人材募集が新規事業などを前提とした採用であれば、その新規事業をあてはめてSWOT分析をすると、より具体的な戦略・企業分析に繋がります。

SWOT分析とは?
成功するSWOTのための基本の企業分析

SWOT分析をする際には、事前に基本の企業分析をしっかりすることが重要。求人票や企業ホームページの情報を最大限に利用して、ポイントを押えた分析につなげましょう。

 

外資系企業の場合は比較的明確に経営理念が書かれている場合が多いので、企業のミッションを確認したりといった基本的な企業分析はしやすいのではないでしょうか。また企業の海外本部の活動をチェックすることで、今後の日本で展開する事業の視野、仕事の可能性が見えてくることもあるでしょう。

 

そのほか、SWOT分析ではOpportunities(機会)やThreats(脅威)をあぶり出す際に競合他社との比較もするので、企業の業界内での位置、業界のトップ企業などの情報をチェックすることも忘れずに。

 

じっくりSWOT分析をすることで、志望する外資系企業にふさわしい志望動機や自己PRを準備できれば、面接にも自信を持って挑めるはずです。また、業務に関わる込み入った話を英語でするうえでも、SWOTの分析内容を英語で箇条書きにしておくのもおすすめです。

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