グローバル転職NAVI
元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。本日は、キャリアの方向性を考えている方のご相談について、アセスメントツール「ルミナ」を使って解説します。
*この記事は本人の了承の下に書かれています。
今回の相談者・須藤さんは36歳の男性です。日系企業で営業をした後、外資系企業に移って営業職についていて成績は常にトップクラスだそうです。営業の仕事に向いていると思ってはいますが、マーケティング部門のNo.2より「異動しないか」と声がかかっています。前からマーケには興味があったので悩んでいて、改めて適性を知りたいというのがご相談内容です。
まず須藤さんの4つのカラーを見ます。 |
2番目の強みはビジョン重視の黄色で、こちらも97%なのでかなりの強みになります。想像力豊か・革新的・概念的など、黄色のスコアが高い方はマーケティングが適職なので、須藤さんがマーケティングに興味を持つのは自然です。
次に須藤さんのマンダラを見ます。 |
次に24のクオリティーを見てみます。
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営業なのかマーケティングなのかどちらかを選ばなければいけないとすると、営業になりそうです。理由は、青の「根拠重視」の数値が低いからです。生まれながらにデータや数字が得意というわけではないでしょうから、データをもとにマーケティングで企画することになる場合は、この点だけ努力が必要です。どちらかをどうしても選ばなければいけないのであれば、営業の方が天職と言えるでしょう。
ただキャリア相談の最後にご本人にお伝えしましたが、須藤さんのルミナの結果は成功する起業家に多いプロフィールです。今まで起業について考えたことがあるかどうか尋ねてみたところ、漠然としているけれど独立して仕事をしたい気持ちもどこかにあるとのことでした。
この先に起業するかもしれないのであれば、マーケティングに移って営業とマーケティング両方の経験を積んでから起業する方が賢明かもしれません。まずはこの先、会社員であり続けるのかどうかをよく考えてから、次の手を決めることになりました。
変化が激しい人生100年時代に、2手先まで読むのは難しいですが、将来的に会社員を続けるかどうかは誰にとっても大きな分かれ道になるので、どこかで将来について考えてみましょう。ルミナを使って適職を考えたい方はこちらをご覧ください。
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日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師
株式会社AT Globe http://atglobe.jp/
強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。