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現地レポーター

林 江路

  • 年齢:41歳
  • 趣味:自動車、旅行、DIY、映画
  • 海外住まい年数:3年

ドイツの永住権(無期限定住許可)を手に入れました。

2018.12.03 林 江路

冬には雪化粧するライン川沿いのドラッヒェンブルク城

以前に書かせて頂いたEUブルーカードビザの最大の利点は、語学力を問わず33ヶ月の滞在で永住権の申請が出来ることがあります。通常の就労ビザの場合は、5年間ドイツで納税し、B1レベルのドイツ語テストに受かり、さらにはドイツ社会に馴染むための社会融合講座にも合格する必要があります。私の場合、仕事では日本やイタリアの自動車メーカーさんとのやり取りが多く、使うのは英語ばかり。ほとんどドイツ語を使う必要性に迫られなかったこともあり、恥ずかしながらようやく日常会話レベルです。 事前に聞いていたとおり、永住権の申請を受け付ける外人局の職員はドイツ語しか喋ってくれず冷や冷やしましたが、日常会話はちゃんとできるねと言ってもらい申請完了!後日、無事に許可が下り、無期限となった新しい滞在許可証を受け取ることができました。

ドイツでの週末の過ごし方

2018.11.12 林 江路

桜が咲く季節は、お花見も楽しめる「Freizeitpark Rheinaue」

ドイツで暮らすうえで避けて通れない不便は、日曜日と祝日にお店が一切開いていないこと。1956年に制定された閉店法によって、駅や空港、ガソリンスタンドのような一部の場所を除いて、営業が許可されていません。そのため、週末の買い物や用事ができるのは土曜日だけ。貴重な土曜日は、当然忙しく過ごすことになります。 買い物ができない日曜日は、近場にある公園「Freizeitpark Rheinaue」に足が向くことが多いです。ボンのライン川沿いに位置するこの公園は、東京ドームの約34個分の大きさがあり、音楽フェスのような大型イベントがよく開催されています。昨年はこの公園で国連気候変動枠組条約締約国会議(COP23)も開催されました。桜もたくさん植えられているので、お花見に、バーベキューに、ピクニックに、スポーツに1年を通して楽しませてくれます。

EUブルーカードビザを知っていますか?

2018.10.01 林 江路

機会があれば働いてみたいイタリアのカロッツェリア(コーチビルダー)

比較的就労ビザが出やすいドイツですが、EUブルーカードビザという高度人材制度があるのをご存知ですか?このビザの一番の利点は、ドイツ語が全くできなくても永住権が3年弱(33ヶ月)で申請できる (ドイツ語がB1レベルであれば21ヶ月!)ところです。職種ごとに定められた年収を上回っていること、ドイツの大学またはそれ同等とみなされる大学を卒業していることが発給の条件になります。私が渡独準備をしていた4年前は、日本国内のドイツ大使館・総領事館ともにこのビザが認知されておらず、結局通常の就労ビザを取得後に渡独して、現地の外国人局でEUブルーカードビザに切り替えました。そんな私も、ドイツで働き始めて33ヶ月になります。ドイツの永住権があれば、他のEU諸国でも働ける可能性がさらに広がるので、まずは申請をしてみたいと思います。

ドイツ現地企業の働き方

2018.09.10 林 江路

午後9時のライン川。残業したあとでも、夏場は十分に明るいです。

ドイツで働くようになって、一番カルチャーショックを受けたのは、やはり働き方です。 ドイツの金属産業(自動車関係を含む)は、1日7時間労働が基本で、1日10時間を越える労働は禁じられています。 残業は、労働時間貯蓄制度を使い、有給やフレックスで消化することも、残業代として受け取ることも可能。 有給休暇は、最低でも年25日あり、医師の診断書があれば有給とは別に最大1ヶ月まで会社負担で休むことが出来ます。 これらは、労使交渉でドイツの労働者が勝ち取ってきた大事な権利です。 転職で突然ドイツにやって来た私は、お客さんより早く帰らなければいけないことに当初後ろ髪を引かれる思いでしたが、いまは限りある時間の中で、本当に必要な仕事をまず終わらせるように考えて仕事に取り組むようになりました。

世界からハリボー好きが訪れる工場直売店

2018.08.01 林 江路

わが街ボンの人気スポット、ハリボー工場直売店

私が住んでいる街ボンは、近郊のケルンやデュッセルドルフと違い日本人観光客のあまり来る機会がない街です。駅から近い街の中心部には、ボン出身の音楽家ベートーベンの生家がありますが、残念ながらケルン大聖堂のような魅力ある観光スポットがないのも事実。しかし、近年日本人観光客が増えている人気スポットがあります!それは日本でも販売されている世界最大のグミの会社、ハリボーの工場直営店です。ハンス・リーゲルさんがボンで創業した会社なので、各文字の頭を取ってHARIBOと名づけられたそうです。バート・ゴーデスベルクにある工場直営店は、ボン市内から少し離れてはいるものの、一般には流通していない形や味のグミが売られているので、ドイツ中のハリボー好きはもちろん、日本からのお客さんも良く訪れてる人気スポットになっています。

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