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Q.韓国で働こうと思ったきっかけは何ですか？

日本と比較して後発分野がまだまだあると感じています。
後発ゆえに日本がやり残した分野が明確に見え、その開発業務に携わるチャンスが溢れています。
そのチャンスをビジネスへ転換し、高収入をゲットできるのが日本にはない魅力に映ります。

Q.韓国でのビジネス特有カルチャーなどがあれば教えてください。

トップダウンですね。韓国企業の決定力は早く、トップがOKを出せば数時間もかからないケースがあります。意思決定のスピードと明確さがあるように感じます。
しかし、決定スピードなどを優先するがあまり、上層部の顔色を伺って、実現が難しい目標設定をしているケースがあるように見受けられます。

Q.日本と比較して、住む場所としての韓国の印象はどうですか？

バス網が日本より発達しています。特に空港バス乗り場が街の至る所にあって便利。あとは、タクシー料金が日本の約半分くらいなので、ちょっとした移動はタクシーもよく利用します。また、住宅と勤務先が近く、職住隣接が可能で思ったより仕事をしやすい環境が整っています。
ただ、地域と場所によっては街がやや汚いところがあったり、バスやタクシーの運転が荒いところがあります…。地下鉄の乗り降りで、降りる人を待たずに乗り込んでくるところは、韓国へ来た当初、やや抵抗を感じましたがスグに慣れました。

Q.御社の特徴は？

車載用ECU開発では、韓国トップクラスの開発力を持ちます。
多くは韓国自動車メーカー向けですが、今後はグローバル展開も視野において開発力の向上に人材のスカウトも活発に行っている状況です。

Q.韓国で同僚やクライアントと円滑に仕事を進める方法や進める上で気をつけていることなど あれば教えてください。

言葉の問題があるので、事前に必要な資料を準備しておきますね。あと、コミュニケーションのギャップを発生させないように気をつけています。

Q.外国人への待遇は？

専用の通勤バスがあります。外国人（韓国人以外）の雇用や待遇は、非常に優遇されている印象があります。

Q.現在、担当されているお仕事内容を教えてください。

車載用ECU関連のソフトウェア開発です。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

新規開発プロジェクトの立ち上げから参加し、実際にパイロット、検証、量産まで関わりました。初期からリリースまで、縦割りの日本ではなかなか経験できなかったので、開発を担当しながらも、ビジネスを幅広く見渡せるところにやりがいを感じます。

Q.（現場を指導する立場の場合）自分とは異なる国（人種）の方に対して、指導する際、苦労する点等ありましたら、教えてください。

先ほど述べたように、やはり言葉の壁です。そのため、口で説明するだけでなく必要な説明資料を準備しています。言葉よりも目に訴える資料が効果的ですね。

Q.今後の目標・挑戦してみたいことを教えてください。

現在の新プロジェクトの成功と量産達成が目標です。その後も、新たなプロジェクトに挑戦していき、日本メーカーを凌駕する製品開発を目指します！

ご協力ありがとうございました。